目次はこちらをクリック


●ケチ術 (安売りチェーン)
100均,家電,パソ,ATM
服(ファッション),靴,メガネ
ホームセ,家具,リサイクル
グルメ(外食,自炊)
読む,喫茶店,宿,床屋

●ケチ術2
業務用スーパー
100円ショップの品の一覧

天気予報 (時刻別・地点別) 雨雲の動画やNHKの予報動画。最新予報 

●年齢干支の早見表
今年用(デジタル時計付きなので「今年は西暦何年か?」も確認できる) ←別タブで開く


株の便利帳のコメントおよびメニュー 


当ブログサイトについて

SI系タイムスタンプ及び行政書士系タイムスタンプ済み (当ブログサイトに記載された日時とは無関係です)











SF: 錬金術の機械を発明した人。(これは小説です)

アンリは発明家だった。とうとう錬金術の機械を発明した。正確に言うと、金分離器を発明した。すなわち、この機械は上部の受け皿みたいなところから海水を入れると、金とそれ以外の物(まあ、海水なのだが)が別れて出てくるのだ。出口は2つあり、片方の出口からは金が出てきて、もう片方の出口からはその他のもの、すなわち、海水が出てくる。海水はホースで、自宅の排水口へ捨てることにしている。
ところで、アンリは発明家だけに、発明品の社会的・経済的影響がどういうものかをよく知っている。うっかり、その発明品を特許にとったり、売ったりすると、かえって不幸になることがあるのだ。どういうことかというと、
今までその機械が無かったお陰で儲けていた人から嫌われたり邪魔されたりするということだ。
たとえば、金属リサイクル業者からは「困るんだよなー。商売上がったりだよ」っていう具合で、彼らには商売の邪魔になるし、アンリ自身は嫌われたり嫌がらせを受けたりする恐れが多いにあるからだ。結局は大発明が不幸をもたらす結果になるからである。しかも、これは単なる便利グッズではない。世界的に影響力があるので、本当に、命の危険もありうる。
それだけではない。金(きん)の採掘業者からは「おいおい。そんな機械を使ったら、海水からすごく安い金ができてしまって、金の値段が暴落だよ。それどころか、今の世界経済は金本位制ではないけど、とにかく世界経済がめちゃめちゃになるよ」って、あまり論理的な説得じゃないけど、なんだかナルホドっていう感じである。
ということで、大発明だけど、機械そのものの発明はだまっていることにした。
その代わりに、自分の家の倉庫で金を海水からコツコツと分離することにした。さいわい、アンリの家は海からかなり近かったので、毎日小型トラックで海に行ってポンプでタンクに入れて家に持ち帰った。そして、金分離機で金を抽出した。意外と金の割合が少ないので、驚いた。でも、1ヶ月繰り返していたら、1kgの金ができた。
アンリはとりあえず、それを現金にしようとした。でも、あんまし、おおっぴらにやると、「あいつ、変だぞ。なんで、金を1キログラムも持っているんだ?」って言われそうだ。なので、海外に行くことにした。
でも、またまた、問題が起きた。飛行機に乗る時に税関で引っかかってしまうのだ。
なので、じゃあ、アメリカにこの機械を持って行こうと思った。でも、この機械はちょっと重たいし、税関でもうるさいだろうから、アメリカで作ることにした。
ということで、アンリはアメリカに手ぶらで行った。予定としては、アメリカで作ってメキシコに自動車で行って、メキシコの露店で売るのだ。実際、中南米に行くと、露天で金を買う個人業者がいっぱいいる。でも、売ったあと、尾行されて、後ろから頭を殴られるという感じで路上強盗に遭うおそれがあるので気を付けねば。
で、まあ、現金をある程度持っただけで、手ぶらでアメリカに行った。金分離器の設計図とかは不要だった。アンリは設計図は頭の中と言うか記憶に入っているからだ。そのくらい単純な技術なのだが、考えつくのはかなり天才的でないと無理なのだ。なので、機密漏洩防止のために、アメリカに行く前に、関連する設計図はすべて焼いて捨てた。この肝心な技術の部分は記憶できるほど単純だが、ちょっとやそっとでは思いつかない天才的な技術なのである。おおむね1000年に一度ぐらいしか発明できないものなのだ。
さあ、ロサンゼルスに着いたぞ-。
つづく。
スポンサーサイト
かわいい子ねこ

 スポンサード リンク


←フレッツ光(光ファイバー)